本能で恋をする~after story~
バカップルの喧嘩
「海斗のばか!!
もう、いい!!」

バタン――――
「はぁー、心配だから言っただけなのに……」
ちょっと時間おいて、謝るか……



俺の妻・凛音がなぜ怒ってるかと言うと、またバカップルだって飽きられるが………今朝に遡る。


◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
朝目を覚まし、ダイニングに向かう。
「おはよう、凛音」
「おはよう、海斗……」

あれ?顔赤い…?
「凛音…?どうした?
顔赤いよ…?」
熱を測ろうと、額をくっつけてみる。

熱い―――
「凛音。熱がある…
今日はもういいから、寝てて」

「え?大丈夫だよ。せめて海斗が仕事に出るまでは。
ちゃんと送り出したい」
「ダメ!ほらっ、ベット行こう」
「うん」
俺は優しく誘導して、ベットに連れていき、寝かせた。

「ごめんね、海斗。
朝ごはんまだ出来てない」
「いいよ。コンビニかどっかで買って食べるから。ほらっ、もう心配しなくていいから、眠りなよ」
「うん」

行く準備をし、もう一度寝室を覗き、凛音に声かける。
「凛音…行ってくるね」
「うん。行ってらっしゃい…気を付けてね…」
「あ、昼くらいに一度帰るから、一緒に病院行こうね」



そう言って、仕事に向かった。
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