本能で恋をする~after story~
3ヶ月前くらいだったかな……?
やっぱり俺は凛音にヤキモチ妬いてほしくて、意地悪をし、凛音を怒らせた。
きっかけはたぶん今回の様に、つまらない事だったと思う。その後の事が強烈で、もう思い出せないが……

とにかく、凛音が今回のように頭を冷やして来ると言って出ていったのだ。
もちろんすぐに追いかけた。
でもすぐに見失い、探し回る羽目になった。
もちろんスマホも何十回とかけ、君加や、叶斗、他に行きそうなとこを探したりしたが、見つからず不安だけが俺の周りを取り囲んでいた。

「凛音……どこいったんだよ……!」
これだけ探しても見つからないってことは、まさか……
あ、ダメだ。そんなこと想像して、現実になったら嫌だ。

ピピピピ―――
電話?
「凛音!!?」
「もしもし、凛音!!
良かったぁー!どこにいるんだよ!さっきはごめん!土下座でもなんでもするから、俺のとこに帰ってきて!
今どこ?すぐ、迎えに行くから場所教えて!」
そこまで、一気に話すと
「あ、あの……」

は?誰だ?――――――
知らない男の声がした。
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