*だいすき、だいきらい*【短】

あの頃の私にはあなたが眩しくて、
隣を歩く自分が不釣り合いにも思えた。

だけど、カッコよくて、仕方なかったよ。

あなたが私の彼氏だという事実がすごく嬉しく思った。
初めての彼氏だったから。

放課後や昼休みに少しだけ会えた時間も、
学校終わりに家で遊ぶのも、
休みの日に2人で会うのも、
初めて知った人の肌の温度も、
あなたが全部教えてくれたよね。

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