サッカー部の五十嵐くん。
あたしは恋を諦めるべきだろうか。

ある日魔法堂にむかったのはそんな日のことだ。

占いハウス、魔法堂。

あたしはおずおずと話す。

「なるほど、好きな相手に彼女がいるのですね」
「そういう話です」
「難しい話ですが、貴女も五十嵐さんに介入するきっかけを失ったわけではない。
身を引いて、支えることに徹したい、とそう考えているのでしょう」
「そうです。
それに五十嵐くんには告白こそしていませんが、態度で恋愛感情を示しています」
< 2 / 3 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop