1人で頑張らなくてもいいんだよ、俺にも頼ってよ


「あの2人なら大丈夫じゃないかなぁ」

明日香は菜々美が剣也くんから色々中学の事を聞いたらしいことを亮太に話した

「海斗は基本成田との事もあまり話さないんだよな
友達を大事にするやつだから……
まあ剣也もちょっと意地悪しちゃったんだろうな」

「崎山も剣也くんがそんな事しても仲良くするの?」


「うーん、そうだな、そうなってみないとわからないかな
海斗が許したら仕方ないと思うかな」

「部活ではどうだった?」

「普通だったよ、それに男って元カノとかの事って気にしないというか……
別れ方によるんじゃないかな」

「そうなんだ、崎山も?」


「うーん、一応俺だって中学で彼女いたよ」

「その子の事はもう気にならないの?」

「俺?……転校して行ったしもうこっちには帰ってこないって言われたから、それっきりかな

まあ未練ある男子もいるけどな、人それぞれだよ」


「崎山の元カノ話はどうでもよかったわ(笑)」

「ひでえな、自分で聞いといて(笑)

あっ、なぁ明日の打ち上げまで時間潰さねえ?
俺ん家遠いからさ帰る時間なくて」

「部活は5時終わり?」

「うん、バレー部もそうだろ?」

「うん、いいよ」

「じゃあ、着替え持ってきてどっか行こうぜ
話したい事はもういいのか?」

「うん」

「じゃあ明日……」

亮太は携帯を見た

「送ろうか?遅くなったし」

「近いから大丈夫よ、ありがとう」


亮太は手を振り帰っていった


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