1人で頑張らなくてもいいんだよ、俺にも頼ってよ


「リアル海斗くん、ご飯食べて帰る?」

「菜々美の料理を食べたいことろだけど今日は母さんがいるみたいだから帰るよ
外に食べに行くっぽい」

「わかった」

「明日部活が終わったら連絡するから、一緒に行こ」

「うん」

菜々美は夕食の支度を始めた



6時になると健くんの友達は帰って行った

「健くん、何時頃きてたの?」

「2時くらい、実は昨日も来て遊べないって断ったんだ
でも、今日も来て、外に出れないっていったら家でいいって言ったから遊んでた」

確かに外に出るよりはいいけどね

まあ、健くんを怒る訳にもいかないし……

「健くんが悪いんじゃないけど、琴ちゃんが泣いてたから一応謝ろうか
健くんも考えて3人で遊べる知恵が思いつけたらよかったね」

「うん、ゲームしよってなったから琴は出来なくて拗ねた」

「わかってたのならいいわよ」

「はい、琴〜」

リビングに行った

ふぅ……子供の世界も大変

子供だけはやっぱり心配ね


「菜々美」

「ん?」

「また、私がいないとって考えてただろ(笑)」

「あっ、うん、海斗くんは私の考えてる事がわかるんだもんね(笑)」

「琴ちゃんは確かに一緒に遊べなかったけど、まずは外に出ずにいたこと
それと寂しい思いをしたら次に楽しい事を思い出そうな」

「あっ……」

前の打ち上げの時にも海斗くんは言ってた

楽しいことを上書き……

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