身代わりとして隣国の王弟殿下に嫁いだら、即バレしたのに処刑どころか溺愛されています
エディに頼んだら、どこか遠く、安全な国へ連れて行ってもらえるかもしれない。そのぐらいの手筈を頼めるほどには、彼のことを信頼してる。

おそらく、エディも少なからず私のことを信頼してくれてると思う。


エディには、もうすぐソフィア王女がここへ来ることを話しておくべきだ。その上で、きちんとお別れをしよう。

私に、この世界での居場所をくれたエディに対して、何も告げずに消えるのは、あまりにも不誠実すぎる。ちゃんと話して、今後のことも少しだけ助けてもらう。







「サーヤ、どうかした?」

「どうもしてないよ」

夜になって寝室へ入ってきた早々、エディが私の顔を覗き込んできた。彼はすごく鋭い。思わずドキリとした。


「あっ……と、どうもしてないことは、ないかな」

「なにがあった?」

なにかを確信したように尋ねてくるエディに、全てを話す覚悟を決めた。



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