誰も知らない夜空の下で
初めて知った本音と結びつく気持ち
沙希side


「そういうことだったんだ、沙希。俺は最低だよな…でも、沙希が好きなんだ。」



ああ…

私の嘘は陸さんにはばれていたのか…




だからと言って謝られても、私はもう、陸さんの虜だ


だから、



「陸さん、私はもう陸さんの虜になってます」

「陸さんが大好きなんです。蒼空さんと美奈さんも浮気してますし、私も陸さんと付き合いたいです。」







「ありがとう、沙希。でも、俺は浮気なんてやましい関係はいやなんだ。きちんと沙希と向き合いたい。沙希と結婚したいとも思ってる。沙希、明日、蒼空と美奈と4人で話し合おうか。」






正直、陸さんがそこまで考えているなんて思ってもいなかった。


でも、陸さんの気持ちがうれしすぎて今まで耐えてきていたものがあふれだすかのように涙が出てきた。


「うう…陸さん、陸さん、大好きです…うう…」


「はは、沙希、泣きすぎwでも、沙希と同じ気持ちでうれしかった。俺を受け入れてくれてありがとう」







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