バレンタインの奇跡

チョコと私と笑顔END

私は、雅とずっと一緒に居たかった。




「ーーーー雅が好きっ」








私は魂だけに、なったけどーー

空っぽだけど、


心は失ってない。


私は雅が好きだよ。






雅に会いたいーーーー。





会って好きって言いたい。









「ーーーーみなみ」








ーーーー!!






暗い路地裏で、私を呼ぶ優しい声。








「ーーーー雅。」






あの頃とは、少し変わって大人びた雅がいた。







「俺、みなみが好きだよ。



ずっと好きだった。
伝えたくて、チョコレート作ったんだ。

あの頃からずっと、渡せず
何度も捨てようとして無理だった。


ちゃんと持っていって。



そしてーーー忘れないで。



俺がいた事。





今も、ずっと好きなこと」



ーーーー私は、視界が歪むのを感じた。



私が渡したかったチョコレートは無い。


私が、雅に何を渡したら喜ぶ?




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