愛され、溶かされ、壊される
「あおちゃん、ごめんね…ヤキモチ妬いちゃって…」
竜くんの腕枕で、横になっている。
「ううん。なんだか嬉しい……私の方がいつもヤキモチ妬いてるから…」

竜くんがもう片方の手で頭を撫でてくれる。
「私。イケメンシェフさんに会いたくて行きたいって言ったんじゃないからね。ほんとにあのお店が綺麗だったから…」
「わかってるよ!でも、あんまり僕以外の人を見ちゃダメだよ!あおちゃんは何ともなくても、相手に惚れられちゃうから!
じゃないと僕、何するかわからないよ!」
「え?」
それってどうゆうことだろ?

「あおちゃんは、僕のモノ。僕は、あおちゃんのモノ。わかった?」
「う、うん」

「じゃあ、お風呂入って寝よ!」
「うん」
二人一緒に入る。初めて抱かれた日以降、一緒に入るように強要されて、いつも恥ずかしいを連発しながら入っている。

今は浴槽に後ろから抱き締められて、入っている。
ちゃぷん―――――
「あおちゃん、真っ赤だね。なかなか慣れないね…」
「慣れないよ……恥ずかしいもん!」
「耳まで、真っ赤だ」
そう言って、耳をパクッと食べられた。
「ひゃっ……や、やだ……」
「可愛い…」
チュッ―――
今度は首の後ろに、キスされた。
「あ…んぁ…」
「あ、キスマークついた!」
「え…?」
「でも、大丈夫だよ。普段は髪の毛で見えないし」

そのまま他にもキスされ、背中や肩などにキスマークがついていた。
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