工業高校のイケメン達に愛されて【番外編】
「そ。なんでも窓の外からユーレイが部屋をのぞいてくるとか。真夜中に廊下の真ん中をゆっくり這っているとか…。そんな噂があるらしいぜ。」
……う、うそ…!!
なに、その噂…。
滝本くんの言葉に、全身の血の気がサーッと引いていくあたし。
みんなとは、もちろん違う部屋で…それにあたしは、1人部屋なんだ…。
しかもあたしは2階の部屋で、4人は4階の部屋だから、距離もかなり遠い。
ちなみに、4人はグループで同じ部屋だ。
そんな噂を聞いてしまっては、聞き間違いとか聞かなかったことにしようなんて言っていられない。
どうしよう…怖すぎて、すっごく部屋に戻りたくない…!
「えーっ、あくまでも噂でしょー?僕、ユーレイとか信じないし〜っ!」
一見こういう話にノリそうな陸くんが、手を横に振って案外あっさりとユーレイの存在を否定した。