私の好きな彼は私の親友が好きで
2人と別れた私は成田空港行きのリムジンバスに揺られていた。
そう、私はこれからイギリスへ1年間の留学に旅立つ。
大学2,3年で留学する予定だったが、亮介の傍に居たくて
ズルズル引き延ばしていた、留学なんてしなくても良いとさえ
考え始めていた所に陽菜の告白。
2人が付き合い始めるのは時間の問題なのはわかり切っている。
そうなった時にセフレの仮面、を被り、恋心を拗らせている私が
傍に居て笑って祝福出来る程私は大人ではなかった。
だから逃げ出す事にした。
彩以外に話さないで、ひっそりとフェードアウトしていく
もしかしたら最初は心配してくれかも、フッ 苦笑いが出て それは無い。
と自分で否定出来る。
今、2人は念願叶ってデートしている。
亮介と陽菜は今日、あの部屋に2人で戻るかも・・
私と抱き合ったベッドで陽菜と抱き合うかもしれない・・
そうしたら私の事なんてあっという間に忘れられてしまう。
辛いけれどそれで良い。
今は2人で笑いあっている姿も歩いている姿も、私のよく知っている部屋が
見知らぬ部屋になるのも見る勇気がないから・・
1年後 2人の居ないキャンパスに戻って心に蓋をして過ごせば、
何時かすべてが思い出になる。
空港で全ての手続きを終え、私には最後のやるべき事が残っていた。
バックからスマホを出し、亮介とのメッセージアプリの遣り取りを
読み返している。
アドレス交換してから今まで、消去1つしていないメッセージを
読み返していると。
ピコンと新着メッセージを受信する。
写真が立て続けに2枚送られてきた。
直ぐに既読がついてしまった事に恥ずかしさを感じ、その写真を見る。
1枚は美味しそうなパスタの写真。
もう1枚はピザの写真・・そのピザのお皿を持っているのは、さっき別れた
時に陽菜が身に着けていた洋服・・持っている手には陽菜のネイル。
解っていた。2人で行くように仕向けたのは私だ。
映りこんでいる陽菜に嫉妬した。そんな権利はセフレには無いのに
「いいね」のスタンプだけ送り直ぐに電源を落とした。
もう、これ以上は無理・・
ヤッパリ名は体を表すだな~、太陽の陽菜は恋人に
月の私はセフレ。
そのスマホを封筒に入れて封をする。
実家の住所が書いたその封筒をポストに投函した。
これが最後まで躊躇して出来なかった
やるべき事・・
苦しいけれどあの写真が来て良かった。
あれがなければ私はスマホをバックに入れたまま、
日本を飛び立つ所だった。
飛行機の小さな窓から生まれ育った、この地をぼんやり眺める。
眼下に見える夢の国。私の夢の国は何処なんだろう・・
探せる筈が無いのに2人がいるかもしれない
愛着のある彼のマンションを探した。
段々小さくなり、雲に全てが遮られた時、
『皆が私を忘れ去る頃までサヨウナラ 私の大好きだった世界。』
と小さく呟いた。
そう、私はこれからイギリスへ1年間の留学に旅立つ。
大学2,3年で留学する予定だったが、亮介の傍に居たくて
ズルズル引き延ばしていた、留学なんてしなくても良いとさえ
考え始めていた所に陽菜の告白。
2人が付き合い始めるのは時間の問題なのはわかり切っている。
そうなった時にセフレの仮面、を被り、恋心を拗らせている私が
傍に居て笑って祝福出来る程私は大人ではなかった。
だから逃げ出す事にした。
彩以外に話さないで、ひっそりとフェードアウトしていく
もしかしたら最初は心配してくれかも、フッ 苦笑いが出て それは無い。
と自分で否定出来る。
今、2人は念願叶ってデートしている。
亮介と陽菜は今日、あの部屋に2人で戻るかも・・
私と抱き合ったベッドで陽菜と抱き合うかもしれない・・
そうしたら私の事なんてあっという間に忘れられてしまう。
辛いけれどそれで良い。
今は2人で笑いあっている姿も歩いている姿も、私のよく知っている部屋が
見知らぬ部屋になるのも見る勇気がないから・・
1年後 2人の居ないキャンパスに戻って心に蓋をして過ごせば、
何時かすべてが思い出になる。
空港で全ての手続きを終え、私には最後のやるべき事が残っていた。
バックからスマホを出し、亮介とのメッセージアプリの遣り取りを
読み返している。
アドレス交換してから今まで、消去1つしていないメッセージを
読み返していると。
ピコンと新着メッセージを受信する。
写真が立て続けに2枚送られてきた。
直ぐに既読がついてしまった事に恥ずかしさを感じ、その写真を見る。
1枚は美味しそうなパスタの写真。
もう1枚はピザの写真・・そのピザのお皿を持っているのは、さっき別れた
時に陽菜が身に着けていた洋服・・持っている手には陽菜のネイル。
解っていた。2人で行くように仕向けたのは私だ。
映りこんでいる陽菜に嫉妬した。そんな権利はセフレには無いのに
「いいね」のスタンプだけ送り直ぐに電源を落とした。
もう、これ以上は無理・・
ヤッパリ名は体を表すだな~、太陽の陽菜は恋人に
月の私はセフレ。
そのスマホを封筒に入れて封をする。
実家の住所が書いたその封筒をポストに投函した。
これが最後まで躊躇して出来なかった
やるべき事・・
苦しいけれどあの写真が来て良かった。
あれがなければ私はスマホをバックに入れたまま、
日本を飛び立つ所だった。
飛行機の小さな窓から生まれ育った、この地をぼんやり眺める。
眼下に見える夢の国。私の夢の国は何処なんだろう・・
探せる筈が無いのに2人がいるかもしれない
愛着のある彼のマンションを探した。
段々小さくなり、雲に全てが遮られた時、
『皆が私を忘れ去る頃までサヨウナラ 私の大好きだった世界。』
と小さく呟いた。