トンネルの向こう側
あっという間にに16時を過ぎていた。

「あ! もう16時だ!明日も仕事だし、
今日は、帰るね! 将大〜帰ろう。」

「うん。 では、お父さん、お母さん、お兄さん! 
本日は本当にありがとうございました!
また、2人で遊びに来ます!」

「ああ、気をつけてな! また遊びにおいで!」

「河田君、またな!さやかの事頼むな!」

「河田君、これお母さんに渡して〜 駅前の地元のお菓子よ!」

「ありがとうございます!いただきます!」

みんなで外まで出て見送ってくれた。
お兄ちゃんがまた失礼な事を喋った。

「お〜! 外車じゃん!しかもハイクラスだし俺でも、買えないよ〜 ハハハ!」

「コラ! 正和!失礼でしょ!」バシッ!

「いって〜! 母さん。痛いよ〜」

「ゴメンね! 河田君、気を悪くしないでね!」

「はい! 大丈夫です。では、失礼します!」

「今日はありがとう! バイバイ!」

2人の乗った車は、都会へ向かって発進した。

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