トンネルの向こう側

お風呂はシャワー室？　と湯船もあるし、
ゴージャスなマンションだ〜
スイッチでジャグジーにもなるらしい。

お母さんは、ジャグジーにしたら痩せるかも〜
っと、はしゃいでて可愛らしかった。

20時過ぎに将大から電話がきた。

「恭一さんのマンションはどう？」

「部屋は少ないけど、一つ一つの間取りが広いし、お風呂はジャグジーもあってお母さんはジャグジーだと痩せるかなって言ってたよ〜ふふふ。」

「あ〜また、はしゃいでたのか？
恥ずかしいなぁ〜まったく…」

「え、すごく可愛いらしいと思うけどな。」

「いい歳こいたおばちゃんが〜」

「お母さんは都会の刺激をうけて、若返ると思うよ？　」

「俺としては、恭一さんに迷惑だけかけなければ、いいと思ってる。」

「大丈夫。お夕飯も作ってもらって食べさせいただいたし〜。有難い存在よ。」

「ありがとう。さやか」