トンネルの向こう側
「なんか、都会はスゴイわ〜
岡部さん、今お店の従業員さんは何人でされてるんですか?」

「はい。昼間は私が調理のメインで入り、厨房に2人のパートの女性とホールもパートさんが2人。

夜はアルバイトが2人がメインで厨房で、ホールも2人ですが学生さんで…」

「そうなんですね〜。将大…」
母さんは、俺の方を見てきた…無言の圧力が…

「はい。じゃあ岡部さんお願いします!
母さんも49日法要が終わって落ち着いてから宜しくお願いします!」

「じゃあ、ウチの店でもヒロの引退セレモニーをしますね! ヒロ!おめでとう。夢に近づくな!」

「恭弥さん… ありがとうございます。
本当にありがとうございました。」

「ヒロ!俺も引退しようと思ってるんだよ。
そろそろオッさんになったから…
岡部さんに指南してもらいながら、不動産屋さんを始めるつもり!」

「え! じゃあ、スターダストは?」

「一応、オーナーのままで…誰か店を買いたいなら、売るかも…な…」


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