トンネルの向こう側
私は、2人からマスコットみたいと、
頭を撫でられたり、ほっぺを指でツンツンされる。

ちょっと、ボーとしてるように思われてて、
ちょっとぷくぷくしてるからだと思う。

「私は、ぽっちゃりしてるからでしょう？」

「イヤ、違うんだなぁ〜　癒やし系？」

「そうそう！　癒やし系のぬいぐるみ？
みたいな〜　とにかく可愛いよ！」

「大丈夫！　ブサイクは食堂の奥まった事務所にいますから〜」

「さやかは、隠しておかないと、オオカミに狙われて、食べられちゃうから隠れなよ！
白衣にマスクに三角巾もしてるから大丈夫かな？」

「尚美のいう通りだよ！　同期の男たちはいつもさやかを見てるから、気をつけてよ！」

「私じゃあなく、尚美と有紗を観てるの！」

「ハァ〜　こりゃ彼氏になる人は大変だわ〜 ハハハ！」

「？？？」と、さやかには良くわからなかった。

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