トンネルの向こう側
さやかのマンションまでは車だと1時間くらいかかる。

さやかはお腹がいっぱいだったし、
車内の音楽とシートが良いから寝てしまった。

「さやかちゃん、さやかちゃん、
着いたけど、ここであってる?」

恭一はさやかの肩を揺すった。

「へ? え! あ、着いてる…
あ、すみません。寝てました…すみません!
本当に、お世話になりありがとうございました。」

「うん。また、岡部さんのお店で会おうな!
このマンションで大丈夫? 何階?」

「2階です。 ありがとうございました!
あの、岡部さんにも宜しくお伝え下さい!
本当にありがとうございました。」
ペコリペコリ

恭一はさやかの部屋の電気がついたのを確認して、車を発進した。

ふふふ。面白くて、可愛い素直な子だなぁ〜
部屋なら俺のマンションでルームシェアしてあげるけどな!タダで…ハハハ!

ビックリするだろうから言えないわ!

どうしたんだろう〜俺… 10歳も年下の子に…


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