本能で恋をする~again~
凛音は無防備で無自覚

「海斗!」
「え?英雄?」
「おぅ!」
「マジで!?久しぶりだな!元気かよ!」
「おぅ、海斗も!相変わらずのイケメン!」

こいつは金川 英雄と言って、中・高と仲良く(悪仲間)だった奴だ!
コイツもかなりのイケメンで高校の時は、海斗派と英雄派で別れてた位。性格も凄く良くて、優しい。ただ女たらしなとこがあるが…。
喧嘩も強くて、親友といっていいやつだ!

「海斗もここから出てきたってことは、親父さんの会社継いだのか?」
「あぁ、まぁな!」
「へぇーそっか!」
「お前は?」
「俺はついこの間まで海外にいてさ、ディーラーの仕事してる!けっこういい成績残してんだぜ!」
「そっか!英雄なら、適任者だな!」

つい懐かしくて話し込んでると、
「あれ?海斗。まだいたの?」
「あー、親友に会ってさ!つい話し込んでた」
「海斗?ダチ?」
「いや、共同経営者で異母兄弟の叶斗。で、こっちが英雄」
「そうなんだ。鴨志田 叶斗です。よろしくお願いします」
「こちらこそ!金川 英雄って言います。異母兄弟って?」
「あー、後々話すよ」
「それより海斗!早く帰らないと凛音ちゃん待ってるんじゃないの?」
「あー、そうだ!でも久しぶりに英雄に会ったしな…なぁ、家来る?」
「いいのか?」
「あぁ、英雄がよければ!」

「え?」
不意に叶斗が言った。
「なんだよ?叶斗!」
「い、いや?別に」
「じゃあな!叶斗!またな!」
叶斗に言って、その場を後にした。



「うん。お疲れ様。
いつもなら海斗以外の男性、凛音ちゃんに絶対会わせないのに……」
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