本能で恋をする~again~
「―――!」
「海斗…」
目を潤ませてる、凛音。君加の後ろに隠れている。
「あっ凛音…ごめん…これには深い訳が…」
「来るな、海斗!」
「ちょっと見損ないました。皆さん!しかも叶斗さんまで!」
「いや、美久ちゃん!これはね……」
「一平も!あんたいい根性してるよね?」
「あ?ちげーよ!コイツ等が勝手に!!!だいたいお前等がおせーから!」

「はぁぁ?私等のせいだって言いたいの?」
「いや、そうじゃねーよ!」
「もうこーなったら!凛音、美久例の場所行こっ!」
「えー!ほんとに行くの?やっぱり海斗達と楽しもうってことになったじゃん!」
「凛音は嫌じゃないの?あれ?」
海斗の横にいる女を指す、君加。
「そりゃ、嫌だよ!」
「凛音!行きましょう!もう知りません!」
「美久まで。二人がそう言うなら…。興味はあるし!」

「え?どこ行くの?凛音?」
「え?それは……」
「ダメ!凛音!とりあえず、夕食食べよ!お腹空いたぁー」


「なんなんだよ!」
「美久ちゃん怒らせちゃった……」
「どうなってんだ、これ!」
「だったら、私達と………」

「行かねーよ!!」
ハモる、三人男。
< 99 / 116 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop