俺のことずっと好きでいろよ


『今日は迎えに行ってやるから。練習午前終わりだし。』

合宿の休み後、初めて半日練習だったその日、琉希くんがバイト先に迎えに来ると言い出した。

『うん。わたし5時上がりだから。』

『OK。』


そしてその日、琉希くんが迎えに来た。

わたしはまだ勤務中で、お店のレジ前で応対中だった。

琉希くんはお店に入ってくるなりわたしを発見し、手をあげた。

で、わたしの前に来て、ニヤッて笑って、注文し始める。

「えっとー。ベーコンチーズバーガーと…ポテトと…コーラと…んで…」

「琉希くん。もうちょっと外で…」

小声で言うわたしにも構わず…続ける。

「あとさ。みのりの笑顔。」

それでニヤッて笑った。

「いいや。待ってる。あとどんくらい?」

「もう10分で終わる。」

そう言ったわたしは、前に立ってる琉希くんを見て、琉希くんがわたしの後ろを見てることに気づいた。

「え?茉祐子?」

「琉希?」

琉希くんはわたしのうしろにバックヤードから出てきた長谷川さんを見て、口をアングリ開けてそう言った。

「え?」
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