俺のことずっと好きでいろよ
スラっと背が高くて、9頭身くらいありそうに長身で、ふわっとした茶色気味の髪で、そして、ぱっちりとした二重の目の奥にはちょっと不思議な光が宿ってて、けどめちゃくちゃさわやかイケメン。

案の定、モテまくりで、入学早々7人に告られたとか聞くし、毎日いろんな女子が訪れてはプレゼント渡してくし、そのたびにさわやかに断ってるその断り方もステキ。

わたしの後ろで動く気配がするだけでもドキドキしたりして…

プリントを配るとき指がふれただけでもドキドキしたりして…

わたしの髪見られてるかもしれないからって毎日綺麗にお手入れして…


それで…
それで…

掃除当番の日、たまたま裏庭担当に2人でなって、もう今しか2人きりになるときなんてないって思って、それで思わず、「好きです。」なんて恐れ多いことを言ってしまったわたしは、一発で玉砕したってわけだ。


それでもまだ、好きはやめられない。

だって、今でも見たらときめくもの…
こんなカッコいい人。ほかにいないもの…。
< 4 / 231 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop