あなたと恋に落ちるまで~御曹司は、一途に私に恋をする~
「そのくらいバイトしてるから大丈夫です。そんなことより早く行きましょうよ」


「でも…」


「本当に気にしないで。ちょっとは僕にカッコつけさせて下さい」


その笑顔…


何だか春のひだまりみたいにポカポカして心が温かくなる。


「うん。ごめんね…本当にありがとう」


ハニカミながらうなづく顔も可愛い。


ゲートに近づく2人。


進むにつれ、ワクワクとドキドキに包まれる。


それをくぐると、目の前に夢のような空間が一気に広がった。


いろいろな映画などの世界観を再現したテーマパークは、細部までこだわりがすごい。


遠くから見る全体像に感動し、近くで見るリアルに驚く。


音楽も加わって、更に気分が盛り上がる。


「うわぁ~すごい」


希良君、子どもみたいにはしゃいでる。


「ほんと、すごいよね」


そういう私も、久しぶりに来てテンションがかなり上がってるかも。
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