あなたと恋に落ちるまで~御曹司は、一途に私に恋をする~
そんな素敵な光景と、さっきの甘くて優しい告白に、どうしようもなくまた胸が熱くなって…


涙の雫が、私の頬を伝って、そっとこぼれていった。


そんな私に気付いてくれたのかな?


希良君は、さりげなく、自然にまた手を握ってくれたんだ。


君の左手と私の右手。


重なり合うと、やっぱりすごく温かい。


希良君は朝からずっと優しいんだね。


私の心、いっぱい癒してくれた。


こんなに楽しい時間をくれて本当にありがとうね。


今日のこと、私、一生忘れないよ。


思い出の1ページ、胸の中に大切にしまっておくから。


恋愛すること、いろいろなこと、1歩前に踏み出して考えてみる。


だから、もう少し…もう少しだけ時間をちょうだいね。


どんな答えが出るのか、今はまだ全然わからないけど、でも…


希良君のおかげで、私は少し変われるような…そんな気がしたんだ。


臆病な自分と卒業したいって思えたよ。


君に出会えて…


本当に良かった、ありがとう。
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