クールな副社長の秘密~偶然知ったら溺愛されて妻になりました~
 明日から、憧れだった芦屋のベーカリーショップのお手伝いをする事になるなんて……。

 先週、念願のパンを買うために並んでいて、素敵なご夫婦と知り合い楽しくお話した。その後からの怒涛の展開。

 三木谷の御曹司である副社長のご実家で副社長が営むベーカリーショップだと、誰が予想できただろうか…

 まさかの副社長からのプロポーズに、秘書課の人達からの嫌がらせ。もう、自分が小説の中のヒロインになったのかと勘違いしそうだ。

 考えすぎても答えが出ない。

 自然の流れに身を任せるしかない。

 桃華は、気持ちを切り替える。憧れのベーカリーショップのお手伝いができ、更には食べさせてもらえる喜びに思いを馳せる。

 洋子さんご夫婦には、会えるだろうか……。

 ただ樹には言っていないが、接客にはあまり不安はない。パンが大好きだった事もあり、高校生の頃からアルバイトしていた。ベーカリーショップと言うよりは昔ながらのパン屋さんと言った方が近いお店だった。

 一つ一つの袋詰めはお手のものだ。

 大好きなパンに囲まれて、素敵なお店でお手伝いが出来る。それだけでテンションが上がる。

 が、そんな桃華を待ち受けていたのは、楽しい事ばかりではなかった……。

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