平成極上契約結婚【元号旦那様シリーズ平成編】
出入金の伝票を机の上でトントンと揃えていると、隣の窓口にいる宮地ひとみがキャスター付きの椅子をすーっと滑らせ私の横につける。
彼女は私と同い年の同僚で、仕事終わりや休日などに出かける遊び友達。
肩甲骨ほど長さの髪を社則に触れないくらいにダークブラウンに染め、勤務中は私と同じで後ろでひとつに結んでいる。
勤務中はべっ甲の丸型の伊達眼鏡をかけ、いたって真面目。その姿は勤務中だけで、退勤後や休日にはディスコや男友達と会員制のバーへ飲みに行くという私生活はとても派手な彼女だ。華やかな容姿の瞳は異性からとてもモテるので、出かける相手には事欠かない。
「明日香、どうしたのー? 今日は辛気臭いよ? お目めぱっちりのかわいこちゃんが悩んでいる姿もそそられちゃうけど」
顔をグッと近づけて覗き込んで小声で話す彼女に、私はやんわりと笑みを浮かべる。
「はぁ~ 辛気臭くもなるの」
「今日は花金よ。もちろん遊びに行くわよね?」
帰宅しても今度は母から日程云々を聞かれかねない。鬱々した気持ちを紛らわせたくて頷く。
「そうこなくちゃ! じゃあ、行きたいところ考えておいて」
そう言ってひとみは椅子を滑らせて戻っていった。
彼女は私と同い年の同僚で、仕事終わりや休日などに出かける遊び友達。
肩甲骨ほど長さの髪を社則に触れないくらいにダークブラウンに染め、勤務中は私と同じで後ろでひとつに結んでいる。
勤務中はべっ甲の丸型の伊達眼鏡をかけ、いたって真面目。その姿は勤務中だけで、退勤後や休日にはディスコや男友達と会員制のバーへ飲みに行くという私生活はとても派手な彼女だ。華やかな容姿の瞳は異性からとてもモテるので、出かける相手には事欠かない。
「明日香、どうしたのー? 今日は辛気臭いよ? お目めぱっちりのかわいこちゃんが悩んでいる姿もそそられちゃうけど」
顔をグッと近づけて覗き込んで小声で話す彼女に、私はやんわりと笑みを浮かべる。
「はぁ~ 辛気臭くもなるの」
「今日は花金よ。もちろん遊びに行くわよね?」
帰宅しても今度は母から日程云々を聞かれかねない。鬱々した気持ちを紛らわせたくて頷く。
「そうこなくちゃ! じゃあ、行きたいところ考えておいて」
そう言ってひとみは椅子を滑らせて戻っていった。