カウントダウン
『復讐日記』第十三章
【6月8日】

昨日、私が書いているこの『復讐日記』を読んでくれている人が18人もいた。


私の暗い本心を吐き出している『復讐日記』を読んでくれる人がどこかにいて、私のつらい気持ちを理解してくれていると思うと、私は少しだけ救われた気持ちになれるのだ。


リアルな世界に私の悩みごとを聞いてくれる人は誰もいない。


クラスメイト、先生、お父さんやお母さん、そんな身近な人たちでさえ、みんな私の敵だから。


だけど、ネットを通して日本中の見知らぬ人に私の思いを発信すれば、必ずどこかに私の味方は存在している。


そう思えるからこそ、私はこの『復讐日記』を毎日更新することができるのだ。


『復讐日記』を読んでくれている読者の方に、私の本心を少しでも知って欲しいと思っているから。
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