藍先輩の危険な溺愛レッスン。
「そうだよ、だってあんなモテそうな人が私になんて本気になるわけないもん」


「でも、愛菜もかなりモテるじゃん。それにすっごく可愛いし」


「え、そんなことないってば」


瑠夏ちゃんは私のことを買いかぶりすぎ。


「あのね、詳しくは知らないけど先輩ってそういうことに慣れてるような気がするの」


「へーそんなにキスが上手かったんだ」


「そ、それは」


「だってそういうことでしょ?」


「……」


「思い出してるの?愛菜顔が赤いよ」


瑠夏ちゃんにジーっと見つめられて、両手で顔を隠した。


「ち、違うの。とにかく私、彼にもて遊ばれてるような気がして」


「ひやっ、愛菜声が大きいってば」


興奮してついつい大声をだしてしまったら、瑠夏ちゃんが焦っていた。


「ごめん、でもそうとしか思えないの。どうしたらいいと思う?」
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