藍先輩の危険な溺愛レッスン。

もう、とっくに好きでしょ。


「ねえ、それってやばくない」


「そうだよね」


お昼休み、お弁当を食べ終わって中庭のベンチで瑠夏ちゃんんにさっきのことを相談していた。


瑠夏ちゃんにさっきの先輩とのことを話すのは恥ずかしかったんだけど、とてももう一人では抱えきれないような気がしていた。


瑠夏ちゃんに今の気持ちを聞いてほしかった。


「真っ赤な顔をして教室に戻ってきたから、どうしたのかなって思ってたけどまさかそんなことになってたなんて」


「うん、どう思う?これって順序が間違ってない?」


「順序って?まさかまだ付き合ってないのにキスなんておかしいってこと?」


「う、うん」


それもある。先輩と知り合ってから休む暇もないくらいドキドキさせられている。


「うーん、まあ確かに手は早いタイプかもね、年上だし」


「だよね、それに向こうは本気かどうかもわからないし」


「え?そうなの?」
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