いじめっ子の話

叔母さんの家に預けられた私は人と話すことに慣れていなかったせいでいつも叔母さんの子供に引っ付いて歩いていた。

何をするにも後ろをついて周り、ショッピングモールに行けば双子かと周りの人に聞かれるくらいべったりだった。

だけど、ある日を境に私はその子の後ろについて歩く事をやめた。

現在でも叔母さんの家でお世話になっているのだが、その叔母さんも再婚し、その旦那さんになった人にも私たちと同い年の子供がいた。

叔母さんは私を追い出すこともせず実の子供のように接してくれた。

それはすごく感謝しているのだけど…
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