クールな副社長はウブな彼女を独占欲全開で奪いたい
 伶香さんからゴーサインをもらって、急遽明日、私と遥人さんと結愛ちゃんの三人でプールに行くことが決まった。

 明日も一緒に過ごせる。嬉しくて頬が緩むのを抑えられない。

「結愛ちゃん喜んでくれるといいですね」

「すでに大喜びだよ。伶香が話している向こうで、騒いでいるのが聞こえてきた」

 遥人さんが笑う。

「遥人さんって結愛ちゃんにすごく優しいですよね。その姿を見て、遥人さんを素敵だと思ったんです。優しいお父さんで、奥さんを大切にする旦那さんなんだなって。遥人さんのような男性と結婚したいって、密かに考えていたんですよ」

 照れくさくなりながらも、遥人さんに惹かれた部分を伝えた。コーヒーを口に運んで恥ずかしさを誤魔化す。

「……それはいずれ俺と結婚して、俺と家庭を築きたいと思っていると受け取っていい?」

 言われて初めて自覚する。自分がとんでもない発言をしていたのだと。

 遥人さんは茶色の瞳を揺らしながら、私を真っ直ぐに見据えている。

 ごくりと喉を鳴らして、恐る恐る頷いた。
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