褒め上手な先輩の「可愛い」が止まりません
やっと返ってきたスマホの電話帳には、【とーま】と書かれた西尾先輩の電話番号が登録されていた。
そういえば……今までお父さんとお兄ちゃん以外の男の人と連絡先を交換したことなかったな。
あ、電話はかけてないみたい。
私が一方的に先輩の連絡先を知ってる形になってるのか。
スワイプして画面を戻す。
「あっ……」
「……ん? 電話? 非通知だ」
どうしようどうしようどうしよう。
画面を戻そうとスワイプしたつもりが、電話をかけてしまうなんて。
は、早く切らなきゃ……。
「ん? どうした? あれ? これって……」
先輩のスマホを覗き込む兄の声が聞こえて、急いで電話を切った。
……大丈夫、だったかな?
「ありゃ、切れちゃった。間違い電話だったかな?」
「さぁ、気になるならかけてみたら?」
「……っは、早く行こうよ! 信号変わっちゃう!」
ニヤニヤしている兄の腕を引っ張って歩く。
最悪……今日は厄日だ……。
そういえば……今までお父さんとお兄ちゃん以外の男の人と連絡先を交換したことなかったな。
あ、電話はかけてないみたい。
私が一方的に先輩の連絡先を知ってる形になってるのか。
スワイプして画面を戻す。
「あっ……」
「……ん? 電話? 非通知だ」
どうしようどうしようどうしよう。
画面を戻そうとスワイプしたつもりが、電話をかけてしまうなんて。
は、早く切らなきゃ……。
「ん? どうした? あれ? これって……」
先輩のスマホを覗き込む兄の声が聞こえて、急いで電話を切った。
……大丈夫、だったかな?
「ありゃ、切れちゃった。間違い電話だったかな?」
「さぁ、気になるならかけてみたら?」
「……っは、早く行こうよ! 信号変わっちゃう!」
ニヤニヤしている兄の腕を引っ張って歩く。
最悪……今日は厄日だ……。