褒め上手な先輩の「可愛い」が止まりません
ポツリと聞こえた声に急いで顔を上げる。
「えっ、知ってるの……?」
「才木さんが教えてくれたんだ」
あぁ……とうとうバレてしまった。
須川くんにはなんとなく言いづらくて、告白することは黙っていた。
というのも、西尾先輩と仲良くなるにつれて、須川くんの元気がなくなっているように見えたから。
夏休みに2人で出かけた話をした時、すごくショック受けてたし。
中学時代からのファンだもんね。
草山先輩と似たような感じで、同郷の自分よりも、いきなり現れた人間と仲良くしてて、寂しさを感じていたのかもしれない。
「俺、応援してるから。清水さんならきっと大丈夫だよ」
「ありがとう……」
眉尻を下げて切なく笑う須川くん。
その優しさに思わず目頭が熱くなった。
ごめんね。ありがとう。
──開演5分前。
ステージ裏に移動し、緊張をほぐす生徒達。
深呼吸したり、体操したり、背中を叩き合っている。
さっき深呼吸しまくってだいぶ緊張はほぐれたけれど、私も最後に、バシッと背中を叩いてもらいたいな。
「東馬、ちょっと背中叩いて~」
「いいよ~」
「えっ、知ってるの……?」
「才木さんが教えてくれたんだ」
あぁ……とうとうバレてしまった。
須川くんにはなんとなく言いづらくて、告白することは黙っていた。
というのも、西尾先輩と仲良くなるにつれて、須川くんの元気がなくなっているように見えたから。
夏休みに2人で出かけた話をした時、すごくショック受けてたし。
中学時代からのファンだもんね。
草山先輩と似たような感じで、同郷の自分よりも、いきなり現れた人間と仲良くしてて、寂しさを感じていたのかもしれない。
「俺、応援してるから。清水さんならきっと大丈夫だよ」
「ありがとう……」
眉尻を下げて切なく笑う須川くん。
その優しさに思わず目頭が熱くなった。
ごめんね。ありがとう。
──開演5分前。
ステージ裏に移動し、緊張をほぐす生徒達。
深呼吸したり、体操したり、背中を叩き合っている。
さっき深呼吸しまくってだいぶ緊張はほぐれたけれど、私も最後に、バシッと背中を叩いてもらいたいな。
「東馬、ちょっと背中叩いて~」
「いいよ~」