白いジャージ3 ~先生とバージンロード~
私とゆかりと依子は、食事の準備の為、台所へ向かった。
「何話してるんだろうね、あの3人」
「でもさっき先生が言ってたことって当たってる。私、飲み会が嫌なんじゃない。飲み会に行くのは当たり前だって言う龍の態度が嫌なんだよね。仕方がないだろ、みたいな。もっとちゃんと謝ってくれたりすれば、ケンカにならない気がする・・・」
「でも、それだけ龍のこと好きなんだね。帰りが遅くて寂しいんでしょ?」
依子は、ため息をつきながら、少し微笑んだ。
「結婚って・・・いろいろあるね。好きだけじゃうまくいかないこともある。でも、何が正解かなんてわからないから、きっと一生こうして悩むんだろうなぁ」
まだ結婚していない私とゆかりには、依子が少し大人に見えた。
まだ未知の世界。
ただ一緒にいられるから結婚したいと思っていた高校生の頃とは違う。
今は、本当に先生のことを支えたいと思うし、一緒にいることでお互いが成長できればいいなとも思えるようになった。
でも、それはやっぱり本心じゃなくって・・・
やっぱり一番は、一緒にいたいから。
私だけの先生にしたいから。
先生を独り占めしたいから・・・
こんな私でいいのかな。
うまくいくのかな、結婚生活。