堕天使、恋に落ちる
「違う……消えるのは、鏡子。
お前だ……。
お前の存在全てに吐き気がする。
早く、消えろ……」
え―――?
鏡子さん?
「一、徹……あなた、その顔……」
「どけ……」
「ひっ!」
ひきつる、鏡子さん。
それもそのはず、そこにいる一徹はいつもの穏やかな一徹ではない。
No.1ホスト“春日 一徹”の輝きも、穏やかで優しい表情も、嫉妬で少し狂った顔も、微塵もない。
そこにいるのは、魔王のような恐ろしい人間だった。
鏡子さんも、あまりの怖さにその場に腰をぬかし、へたりこんだ。
そして一徹がゆっくり私の方に来た。
「由那…もう大丈夫だよ…俺はここにいる。ずっと由那の傍に……」
と私の目を見て言ってくれた。
その一徹の表情は、つい先程の一徹とは別人のように、穏やかだった。
「一徹…私……」
「手…見せて?痛かったね……すぐ手当てしようね…?」
と私の真っ赤になった両手を、優しく擦った。
「あ、命?ちょっと頼みがある。―――うん。そう、店に来てくれ!」
そして命さんに電話をした。
「おい、鏡子。お前、ここから離れるなよ!あとで相手してやる。
地獄を……
見せてやる」
そう言って、私を抱きかかえ部屋に入った。
お前だ……。
お前の存在全てに吐き気がする。
早く、消えろ……」
え―――?
鏡子さん?
「一、徹……あなた、その顔……」
「どけ……」
「ひっ!」
ひきつる、鏡子さん。
それもそのはず、そこにいる一徹はいつもの穏やかな一徹ではない。
No.1ホスト“春日 一徹”の輝きも、穏やかで優しい表情も、嫉妬で少し狂った顔も、微塵もない。
そこにいるのは、魔王のような恐ろしい人間だった。
鏡子さんも、あまりの怖さにその場に腰をぬかし、へたりこんだ。
そして一徹がゆっくり私の方に来た。
「由那…もう大丈夫だよ…俺はここにいる。ずっと由那の傍に……」
と私の目を見て言ってくれた。
その一徹の表情は、つい先程の一徹とは別人のように、穏やかだった。
「一徹…私……」
「手…見せて?痛かったね……すぐ手当てしようね…?」
と私の真っ赤になった両手を、優しく擦った。
「あ、命?ちょっと頼みがある。―――うん。そう、店に来てくれ!」
そして命さんに電話をした。
「おい、鏡子。お前、ここから離れるなよ!あとで相手してやる。
地獄を……
見せてやる」
そう言って、私を抱きかかえ部屋に入った。