堕天使、恋に落ちる
散々ぼろぼろに半殺し状態になっている、鏡子。
完全に気を失っている。
見るのも悲惨すぎる…………

「おいばばぁ、起きろよ!てか、もう人間でもねぇな」
「………」
「一徹?後は俺がするよ…!」
「面白くねぇな……まだまだ地獄に落としたかったのに…」
「でもこれ以上は、死んじゃうよ。楽にさせるの?」
「あー、それは嫌だな…!楽になんかさせない」
「でしょ?天使ちゃんとこに帰りなよ!」
「あぁ、早く触れたい……」

あっ、表情が変わった。
スゲーな天使効果。
「いいなぁ、一徹」
「あ?何が?」
「天使ちゃんだよ!会いたいなぁー」
「何だよ!?」
「会、い、た、いぃ!」
「キモい…」
「いいじゃん!会わせて!“コレ”始末するの手伝ってあげてるでしょ?」
鏡子を指して言う。

「はぁー。わかったよ!
その代わり!!
少しだぞ!」
「マジ!!やったぁー。ありがと!」

*****命 side・終*****
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