堕天使、恋に落ちる
「ほんとに行くの?てか、食べれるの?予約制とかじゃ……」
「でも天使ちゃん食べたいんだよね?」
「えぇ、まぁ」
食べてみたいとは思ってたけど………
「由那が食べたいなら、どこでも連れてってやる!」

「てか、予約制だったとしても、何とでもしてあげるよ?この俺が!」
「まぁ、命に任せとけ!」
「え?うん…」

お店に着いて、先に一度命さんが中に入る。
数分後、戻ってきた。
「二人ともおいで?」
え?
「行くよ、由那」
えーーー!


三人にしては広すぎる個室に、これまた高そうなお肉が、並んでいる。
ちなみに私は一徹の膝の上に座っている。
「食べましょ?私、しますね……」
「いいよ!由那がしなくて…!従業員がしてくれるから。由那はここから離れないで?」
「え?うん」
「そうだよ。逆にしない方がいいんだよ?それもここの従業員の仕事だから!」
「そうなんですね…」

「ねぇねぇ天使ちゃん、俺の膝に来ない?」
「へ?」
「は?行く訳ねぇだろ?」
「いいじゃん!ちょっと位……俺も天使ちゃん抱っこしたーい!」
「いいよって言うと思ってんのか!?」
な、なんか…雰囲気が……
「あ、あの……」
「でも天使ちゃんが俺のとこに来たいって言うなら、いいんじゃない?」
「あ?」
「へ?私は…」
「独り占めしすぎぃ!俺も抱っこしたーい!」
なんか…駄々っ子みたいで、命さん可愛い…
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