📜✒派遣会社✒📜
それから、ゆっくりと地面に座り込むと、『この・・・春日の・・・馬鹿野郎・・・どうして?勝手にキスするの?男の人は・・・皆・・・そうなの?』と泣きじゃくった。
だけど、どうしても、憎めなかったし、キスされた途端、何かが弾けた様に思ってしまった。だけど、パシーンしてしまった。どうすれば良いのか?―――引っ叩いてしまった。彼女は複雑の感情になり、背後から、ふと女性が現れた。
その人達は一緒に旅行に来た、女性軍団であり、皆、『こんなところで・・・何やっているの?危ないじゃない・・・』と言ってきた。彼女は女👩らしさに身を包み、『ごめん・・・ちょっと・・・怖くなってしまって・・・』と涙を拭った。それから、松川奈美は地面を見ながら、『あの人・・・怖い・・・こんな気持ち・・・今まで・・・知らなかった・・・』と言ってきた。更に、奈美は『それに・・・あの人・・・他の人が・・・好きなはずなのに・・・』と言った。公城幸奈と言う、女性が好きな筈であり、二人で良く一緒に出掛けている時がある。公城幸奈は黙ったままその様子を見ていた。
『何を・・・言っているの・・・貴方達・・・付き合っていたわけではないの?皆で・・・互いに好きだと思っていたのよ・・・』
その言葉に、彼女はドキッとすると、『あ・・・私が・・・あの人を・・・好きだって・・・?ま・・・まさか・・・あの人の事なんて・・・』と言ってしまい、公城幸奈はパシーンとしてきた。平手打ちを食らい、彼女の眼には涙が零れ落ちている。その時、彼女は大吃驚するようなことを言っていた。彼女はギラっと奈美を睨み付けると、『―――貴方・・・鈍感ね・・・私は・・・あの人の・・・妹なのよ・・・一緒に出掛けたって・・・問題ないじゃない・・・』ときっぱりと言ってきた―――。
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