白+紅=蒼
物々交換?
放課後になると、私は部活の紅と廉と用事がある美乃を置いて走って商店街まで行く。
色々と歩き回って先輩に渡すものを散々悩んでやっと見つけたのは、可愛らしくデコレーションされた四種類のマカロン。
明日渡そうと思い、浮かれ気分で家まで歩いているとポンと肩を叩かれた。
驚いて振り向けば今まさに思っていた人物が目の前に立っているではないか。
「こんにちは、白ちゃん。買い物?」
優しい笑顔で言ってくる碓水先輩に自然と笑顔になる。
「こんにちは、碓水先輩。買い物が終わって帰るところです。先輩は?」
「俺も本屋に用事があって今は帰るとこ。よかったら一緒に帰らない?」
そう言われて断る理由なんてなかった。
歩きながらふと持っていた紙袋の存在を思い出す。
「あ、そう言えば。これどうぞ。」
たった今買ったばかりの紙袋を碓水先輩に渡す。
「?これは?」
首をかしげて紙袋を受けとる先輩に微笑んだ。
「今日貰ったお詫びのお礼です。」
そう言うと吹き出して笑う先輩。
「お詫びのお礼って…面白いんだね、白ちゃんって。」
徐々に顔が赤くなるのを隠すために首を振った。
「だってあんな物貰ったら私の方が申し訳ないですよ!怪我もしてないのに」
「変わってるね。」
「もう面白いか変わってるかどちらかにしてください」
照れ隠しで言うとまた声を出して笑う先輩。
「じゃぁ有り難く受け取る。ありがとう」
その言葉に私は満面の笑顔になった。
色々と歩き回って先輩に渡すものを散々悩んでやっと見つけたのは、可愛らしくデコレーションされた四種類のマカロン。
明日渡そうと思い、浮かれ気分で家まで歩いているとポンと肩を叩かれた。
驚いて振り向けば今まさに思っていた人物が目の前に立っているではないか。
「こんにちは、白ちゃん。買い物?」
優しい笑顔で言ってくる碓水先輩に自然と笑顔になる。
「こんにちは、碓水先輩。買い物が終わって帰るところです。先輩は?」
「俺も本屋に用事があって今は帰るとこ。よかったら一緒に帰らない?」
そう言われて断る理由なんてなかった。
歩きながらふと持っていた紙袋の存在を思い出す。
「あ、そう言えば。これどうぞ。」
たった今買ったばかりの紙袋を碓水先輩に渡す。
「?これは?」
首をかしげて紙袋を受けとる先輩に微笑んだ。
「今日貰ったお詫びのお礼です。」
そう言うと吹き出して笑う先輩。
「お詫びのお礼って…面白いんだね、白ちゃんって。」
徐々に顔が赤くなるのを隠すために首を振った。
「だってあんな物貰ったら私の方が申し訳ないですよ!怪我もしてないのに」
「変わってるね。」
「もう面白いか変わってるかどちらかにしてください」
照れ隠しで言うとまた声を出して笑う先輩。
「じゃぁ有り難く受け取る。ありがとう」
その言葉に私は満面の笑顔になった。