白+紅=蒼
買い物を済ませた私たちは同じ家までの道のりを他愛ない話で盛り上がる。





前と同じで 家の前まで送ってくれた碓水先輩。





「……あのさ、白ちゃん。」





「はい?」





「良かったらLINE交換しない?今後も連絡とれるように」






その先輩の申し出が飛び上がりそうなくらい嬉しかった。





「いいんですか!?やったー!」





喜ぶ私を暖かい目で先輩が見ていた事にも気付かなかった。





ピロリン





碓水 蒼





私のLINEに先輩が追加される音が鳴る。





「何かあったらいつでも連絡します!」





「ハハ。何もなくても連絡していいから」





「はい!!」
そうして先輩は一度自分の家に戻っていった。
< 34 / 65 >

この作品をシェア

pagetop