HEART ~second ~


先輩に連れて来てもらったのは報道番組のセットが組まれたフロア




よくテレビで見る光景が目の前にあった




そのカウンターにはさっきのワンピースの女性が座っていた




(……あの人も部員だったんだ…)



ドキドキと高鳴る胸を抑えて先輩に続く



別部屋に移動すれば数名の綺麗な女性達が原稿を読む練習をしていた




ひな「ここでは1人1人がアナウンサーとしての技術を磨いているわ


それぞれのチャンスを掴むためにみんな必死に練習しているのよ」




その言葉通り、この部屋にいる人みんなが本当に輝いて見えた




それからアナウンスパートや他のパートを案内してもらい、私はここでお暇することにした。



「今日は突然だったのにお時間頂いてしまってすみません

ご丁寧にありがとうございました」



ひな「とんでもないわ


またいつでもいらっしゃい」



笑顔で見送られ私はその場を後にした。



(本当に素敵な部活だったな…)



私は既にメディア部に興味を示していた




私はこれからの生活に胸を踊らせながら、隆さんに迎えのお願いをする



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