HEART ~second ~


龍太『悪い、急の会議が入った。今日は一緒に飯を食えそうにない』



わざわざそれだけで電話してきてくれたのかな?




「…わかりました」



龍太『それから、これは飯の時に言うつもりだったのだが、仕事で2日ほど帰れそうにない。もしかしたら明日の朝帰れるかもしれんが』



「私は大丈夫です

龍太さん、あまり無理なさらないでくださいね」



龍太『それはこっちのセリフだ

あまり無理に勉強ばかりしなくていいんだ。体調に変わりはないか?』



「はい、至って健康体です」



今はちょっと疲れてるだけよね…。



龍太『なら良いが…

もし何かあったらすぐに電話かけろよ、いいな』



会議中の人に電話なんてかけられないって。




「……わかりました。でも大丈夫ですから安心してください」



龍太『飯はちゃんと食えよ』



「大丈夫ですって〜

心配しすぎですよ」



龍太『結愛は心配してもしきれん』



その後、薬のことなども心配されながら電話は切れた




「今日ご飯作んなくてよくなっちゃった」




冷蔵庫にあるもので簡単に済ませよ




エレベーターを降り、玄関に入ると私は手を洗い服だけ着替えベットに直行した


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