燕雀安んぞ天馬の志を知らんや。~天才外科医の純愛~
……のだけど。
あれ?
今、行くって言いました?
「行く? 帰るじゃなくて?」
私が天馬先生の顔を見ると、天馬先生は最高の笑みで、
「この近くに、ホテルをリザーブしてたんだよね」
と言う。
思わず絶句した。
え? 全く聞いてなかったけど?
ホテル取ってた?
え? なんで? なぜ? いつ?
疑問符ばかりが頭をよぎる。
まさか最初からそのつもりだったの⁉
さっき怒ってたの何⁉
なんなの!
なんなのよーーーーーーー⁉
口をパクパクさせて、私が真っ赤になっていると、
天馬先生は楽しそうに笑って、今夜は覚悟してね、と私に口づけた。
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