ごきげんよう、愛しき共犯者さま
After story ハッピーエンドの代償

 本当の家族のように。
 そう在ろうと誓ったあの日から、およそ二十年。

「ご子息さまとご息女さまで、お間違いないでしょうか」
「……っ、はい、」

 まさか、己が生きている内に息子と娘の死に顔を見る日が来るとは、思いもしなかった。
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