縁は異なもの味なもの
ミーティングルームから出て
北村部長が、設計室の社員に声を掛ける。

「仕事中にすまないが、みんなちょっと集まってもらえるかな。」
みんな、手を止めて部長の近くへ寄ってきた。

「えー、この前も婚約を伝えたが、
井上主任と立川さんの結婚式の日取りが決まりました。 
11/7(日)です。
2人は結婚式の後、有給を消化して退職する事になりましたので、設計士のみなさんへの仕事分配など今までより多くなると予想されますので、
ヨロシクお願いします。

立川さんの後任はまだ決まっていませんが、
他部署からの異動の事務が入る予定です。
以上!」

坂本
「主任! どうして退職するんですか?」

部長
「井上主任は、ご実家の会社に入るんだよ」

大輔
「みなさん、日取りも決まりましたが、
実家も商売をしてまして、結婚を機に地元へ戻る事になりました。
ご迷惑おかけ致しますがヨロシクお願いします。」

大輔と真央は、2人で頭を下げてお辞儀をした。

マジか〜、 えー! などどよめきが起こった。

香織
「主任! 先輩!おめでとうございます!!」

社員
「「「おめでとう!!」」
部長
「井上君の後任者には、実力がある人になってもらうつもりなので、みんな頑張って下さい。
力を合わせて頑張りましょう。」

社員
「「「はい。」」」

各自、席に戻り仕事に取り掛かる…

香織が、真央に寄って来て、
「先輩、おめでとうございます!
辞めちゃうのは寂しいけど、11月まで頑張りましょうね。」

「ありがとう、前田さん。
次に来る人にはキチンと引き継ぎするからね」

香織は、にこやかに頷いて、席に戻った。


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