縁は異なもの味なもの
「中川!!」


「ゴラァ〜 小山内!!」
樹専務は、小山内を確保し地面に押し倒していた。

社長と大輔さんは中川くんに駆け寄り声を掛ける。

「中川! 中川! オイ!」

「大丈夫か? オイ! 誰か!救急車!!」
入口から警備員さんも出て来たし、
社長の運転手さんが警察に連絡してくれた。

会社からも帰宅しようとした社員たちでひとだかりが出来ていた。

樹専務
「オイ!何人か押さえるの手伝え!」
男性社員が2名小山内を押さえるのを手伝う。

パトカーのサイレンと救急車のサイレンが聞こえてきた。

「中川!救急車きたぞ! 中川!死ぬなよ!
中川… 何で刺されてんだよ〜 中川!」

真央はまだ腰を抜かして地面に座り込み、震えて泣いていた…
「なかが…わくん〜! 死なないで!!」

女子社員が数名真央に駆け寄り声をかけ、側にいてくれた。

警官がやってきて、小山内は手錠をかけられた。

救急隊員が中川くんの所へ…
ナイフが刺さったまま、ストレッチャーに乗せた。

社長、樹専務が警官に事情を説明している。

大輔さんは、中川くんの側で声を掛けている。

何台もパトカーがやってきた。
刑事さんも数名やってきた。
警官と大輔さんが話しをしている。
救急車に大輔さんも乗り込み出発した。

< 244 / 285 >

この作品をシェア

pagetop