縁は異なもの味なもの
ホテルのレストランまでは、
駅前からタクシーに乗りホテルのフレンチへ。

窓際の席へ案内された私たち。

今日はグラスワインで乾杯した。

「真央、オレのプロポーズを受けて婚約者になってくれてありがとう。
2人の未来に乾杯!」

カチンとグラスを合わせた。

綺麗な絵画のような前菜から始まり、どれも美味しいお料理。
最後に、デザートとコーヒーが運ばれてきた。

大輔は、
「ちょっとゴメン。すぐ戻るからね」
と言って、レストランの入口の方へ向かった。

私はアイスが溶けるので、
アイスを食べ始め、一口食べていると私の座っている横に大輔が真っ赤な薔薇の花束を持ち、

「真央、一生大事するからね!
記念の花束を受け取って下さい!」

「わぁ〜ステキ! ありがとう!
私も大輔さんの支えになれるように頑張りますので、よろしくお願いします。」

周りのお客様からも拍手され、2人で周りのお客様にお辞儀をした。

そのあとデザートを食べタクシーでマンションへ帰って来た。


薔薇の花束を花瓶が無いので 大きめのグラスに飾る事にした。

私は嬉しくてレストランでボーイさんに頼んで撮ってもらった花束を抱えた大輔との2ショット写真を眺めていた。

薔薇をプレゼントしてくれた大輔さんの気持ちが嬉しい!!
大輔さんは、本当に優しい人だと思う。

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