縁は異なもの味なもの
「ハハハ。立川さん、おいおいゆっくりね!
大輔、ウチの会社には年末迄で良いか?」

「う〜ん、まだ父さんと詳しく話してないからなぁ〜」

「じゃあさ、俺と学で話ししてはっきりとした日にちを決めて良いか?
来週にでも部長には、
お前は11月までの仕事しかできない事伝えるぞ? 
その時にでも婚約の話しもするか?」

「婚約の話しは週明けに部長と課長にします。
でも退職日は、来週ウチに挨拶しておじさんと父さんも交えて話しをしたいんだけどなぁ。」

「わかった。あとで、学に来週みんなで決めようと打診するわ」

「はい。おじさん、よろしくお願いします。」

「おお、任せておけ。な!
明日は、立川さんのご両親のお許しが出ることを祈ってるからな!
頑張れ!大輔。 
立川さんも大輔の事、頼みますね。」

「はい。 いろいろお手数をおかけ致しますがよろしくお願いします。」

「あぁ〜立川さんファンが泣くな!
立川さんも寿退社だもんなぁ〜」

大輔がギロ!

「大ちゃん! 睨むなよ〜。
立川さんのファンがいっぱいいるの知ってるだろ? ハハハ!」

役員フロアで立ち話をしてしまい、慌てて設計室へ出社した2人だった。

< 70 / 285 >

この作品をシェア

pagetop