捨てられママのはずが、御曹司の溺愛包囲で娶られました
俺の全部で君を守る Side 祥吾
『好き』

その言葉をこの先聞くこがあるのかと思いながら毎日を過ごしていた俺は、完全に理性が崩壊した。

ずっと聞けない可能性も覚悟をしていた俺としては、紗耶香の心からの微笑みも、俺に向けられる眼差しもすべてが愛しくて、ようやく手に入ったことが嬉しくて5年ぶりだという紗耶香を抱きつぶしてしまった。

それでも俺の食事の心配をする紗耶香が眠ってしまったのを確認して、パジャマを着せて俺達の寝室へと運ぶ。

瑠偉はすやすやと眠っていて、紗耶香を寝かすと無意識だろう。コロンと紗耶香に寄り添うように二人がくっついて
眠る。

その姿を見て、俺は絶対に二人を、そしてこれから増えるかもしれない家族を守ると決めた。
誰に何を言われようが、もう揺るがない自分の気持ちが少しくすぐったくも感じつつ、紗耶香の実家のような温かい家庭を作ろうと心に決めた。
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