フェアリー・ロマンス~転生したら妖精の赤ちゃんに!?~②巻。

「ただいま~」

 私は、嬉しくてシンに飛び付く。
シンは、よいしょっと抱っこしてくれた。
 あれから、送り迎えしなくても良くなったのだが
心配だからとシンかルイのどちらかが迎えに来てくれる。

「シン、早く帰ろ~」

「今日は、ルイにおつかいを頼まれているから、それを買ってからだ!」

「えっ~早く帰りたい」

 早く帰ってキラ君に会いたい。
それにルイのお手製デザートも食べたいのに。
 私は、プーと頬を膨らませた。

「頬を膨らますなって。仕方がないだろ?
 それに、どっかの誰かさんが大量にミルクを飲むから
ミルク缶とオムツがすぐに無くなってしまうんだ。
 帰りにアイスを買ってもいいと言われてるから
それを食べて我慢しろ」

「アイス!?じゃあ、我慢する」

「現金な奴だなぁ……お前は」

 シンは、そう言いながら苦笑いしていた。
仕方がないでしょ……アイスのためだもん。
 そして近くのドラッグストアに向かうことにした。
ドラッグストアは、品揃えも豊富で行くと何を買うか迷ってしまう。
 キラは、カゴを持つと赤ちゃんコーナーに向かった。
赤ちゃん用品の種類も豊富だ。

「あ、キラ君の好きなミルク缶があった!」

「ほら、それをカゴに入れろ。
どーせすぐに無くなるから3缶買っておくか」

「はーい。よいっしょ……と重い……」

 1缶でも、かなり重量だ。
3缶なら、かなりの重さだが魔法で消せるから便利がいい。
 私は、小さな身体を使い缶をカゴに入れた。
次は……オムツコーナーね!

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