HONEYBEE(3)~エリート外科医の婿入り婚!!溺愛は御遠慮致します~
彼の指差すキッチンカーは横断歩道の向こうにあった。

「分かった…此処で待ってるわ」

「そこを動くなよ…」

「うん」

私を置いて、黒人さんは横断歩道を渡り、向こうのキッチンカーに行ってしまった。

「あ…彼に飲み物何かいいが…訊かれなかったな…」

出来れば、温かいコーヒーがいいな・・・


私はボーッと立ってるといきなり後ろから何者かにカラダを拘束されてしまった。

横断歩道の向こうの黒人さんに助けを呼ぶ前に、口を浅黒い大きな手で塞がれてしまった。



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